情報基礎 講義メモ(第10回)

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今日学ぶことの概要

今日の内容

インターネットの仕組み

課題ファイルへのアクセスの確保

Windowsファイルのディレクトリの位置関係

先週の課題

今週の課題(Excelなど)の説明 (来週の11:50までに仕上げる)

課題の概要

課題は、次のようなものである。手書きの計算で求めてもよいし、Excelの表で計算してもよい。Excelの表で計算し、それを提出した場合、[A]のステップについては、100点満点で5点程度、[B]のステップについては、10点程度加点する。この加点は、この課題の評価についてのみであり、前期を通しての評価についてではない。課題の評価は、他の数個の課題と平均されるから、この課題で15点の加点があったとしても、前期を通しての評価においては、せいぜい2点から3点程度となる。

Excelを用いて計算した場合、Excelの計算結果を、HTMLファイルに自動的に読み込むのは、この「情報基礎」のレベルではできないので、[A]の結果を[B]に読み込むとき、そして、[B]の結果をHTMLファイルの形で示すとき、それぞれ入力し直すことになる。

[A]のステップを手で計算し、[B]のステップをExcelで計算したり、あるいは[A]のステップをExcelで計算し、[B]のステップを手で計算したりしてもよい。

A、B 2つのステップと結果表示のHTMLファイル

自分の学籍番号を、後述の読み替え規則にしたがって、16進数に読み替え、それを10進数に変換して、ウェブページ(html ファイル)の形にして提出する。提出の仕方については、後述する。

■■■[A] 自分の学籍番号を、次の読み替え規則にしたがって、16進数に読み替える。現在の3回生か4回生から、学部学科の記号が2文字になって、8文字になっているから、8桁の16進数に読み替えることになる。

  ● 0 から 9 までの数字:そのまま、16進数の 0 から 9 まで とみなす。
  ● a から f までの英字:そのまま、16進数の A から F まで とみなす。
.
  ● g から p までの英字:g を16進数の0 とみなし、p を16進数の 9 とみなす。
     その間の英字は、順にずらす。
  ● q から v までの英字:q を16進数のA とみなし、v を16進数の F とみなす。
     その間の英字は、順にずらす。
.
  ● w から z までの英字:w を16進数の0 とみなし、z を16進数の 3 とみなす。
     その間の英字は、順にずらす。

■■■[B] 読み替えてできたものを、16進数 8桁の数字とみなし、それを10進数に変換する。

計算結果 (および Excelで計算した場合のExcelファイルのありか)は、下記のような表を擁する HTML ファイルの形で提出する。

この表は、以下の経路でダウンロードした HTML ファイルを書き換えるという方法で作ること。そのHTMLファイルを、public_html か、その子ディレクトリに置き、kadai.html の2行目か3行目から(1行目は天気を示す旗信号体系) リンクを張る。

Aステップを実行するExcelファイル

[A]のステップを実行する Excelファイルの原型は、以下の経路でダウンロードできる alpha_hexa.xls である。Windowsの「マイドキュメント」の下に、適当な名前のディレクトリを作って、そこにダウンロードするとよい。完成したら、public_html か、その下のディレクトリにコピーする。

●●●alpha_hexa.xls では、まず、K6のセルにある「=mid(c5,8,1)」の式を、D6からJ6まで、コピーする必要がある。mid は、「対象となる文字列(カンマで区切られた最初で指定)」の左からx文字目(カンマで区切られた2番目の指示で指定)を、y文字分(カンマで区切られた3番目の指示で指定)取り出してくる関数(命令)である。K6のセルの式をこのままコピーすると、文字切り出しの対象となるセル番号 C5 がコピー先でずれてしまう。このため、コピーする前に、K6の式の適切な個所に $マークを付け、コピーしてもセル番号がずれないようにする必要がある。

▲▲▲次に、K9のセルにある「 =vlookup(K6,J12:K47,2) 」の式を、D9からJ9まで、コピーする必要がある。vlookup は、「被変換の対象となる入力値と、変換結果である出力値との対照表」を照会する関数(命令)である。入力値は、カンマで区切られた最初の指示で指定する。対照表の位置を、カンマで区切られた2番目の指示で指定する。出力値として対照表の何列目の値を持ってくるかを、カンマで区切られた3番目の指示で指定する。

K9の式をこのままコピーすると、照会する対照表のセル番号 J12:K47 がコピー先でずれてしまい、正しい照会ができなくなる。このため、コピーする前に、J12:K47 の適切な個所に $マークを付け、コピーしてもセル番号がずれないようにする必要がある。

$マークの使い方については、前回、第09回 の小見出し「相対指定と絶対指定」の個所を参照されたい。

Bステップを実行するExcelファイル

[B]のステップを実行する Excelファイルの原型は、以下の経路でダウンロードできる hexa_decimal.xls である。Windowsの「マイドキュメント」の下に、適当な名前のディレクトリを作って、そこにダウンロードするとよい。完成したら、public_html か、その下のディレクトリにコピーする。

hexa_decimal.xls では、L8のセルにある「 =MID(C7,8,1) 」の式を、E8からK8まで、コピーする必要がある。このときの注意は、前述●●●とほぼ同じである。

次に、L12のセルにある「 =vlookup(K8,J25:K42,2) 」の式を、D12からJ12まで、コピーする必要がある。このときの注意は、前述▲▲▲とほぼ同じである。

また、I20のセルにある「=J20*J20」の式も、D20からH20まで、コピーする必要がある。この式をこのままコピーすると、式の対象がコピー先で、本来の意図と異なったものになってしまい、正しい計算ができなくなる。このため、コピーする前に、2つ同じものが並んでいるJ20とJ20 のどちらか一方(掛け算の答えは順序を入れ替えても同じになるので、どちらでもよい)の適切な個所に $マークを付け、コピーしても片方のセル番号がずれないようにする必要がある。

hexa_decimal.xls では、その他の式も適宜、セルからセルへコピーする必要がある。必要なものを順次入力し、完成されたい。また、B26には、変換結果の10進数が、ここに入るように、合計を求める関数(命令)を用いた式を入れる。

作業のおおまかな手順

.pptファイル作成の課題について

PowerPointの実習2

実習の前に

アウトラインプロセッサとしての利用

構造化の意義

「学」と構造化

アウトライン

PowerPointの実習(続き)

PowerPointの実習(1)

図形作成機能のデモ

PowerPointの実習(2)

先週の宿題 (前回と同じ)

■■■ LinuxとWindowsの各領域間のコピー

以上

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