情報基礎 講義メモ(第09回)
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今日学ぶことの概要
コンピュータの構成
Excelの説明
今週の演習の説明 (来週の11:50までに仕上げる)
宿題の説明
今日の内容
コンピュータの構成
ラガワン先生の教科書資料
書籍ページ d-1 からd-8 まで
課題ファイルへのアクセスの確保
(前回と同じ)
今後、課題の成果として作成してもらう HTMLファイルやExcelの .xlsファイルを、ウェブブラウザから見えるようにする。また、クリックをしながら容易にたどりつけるようにする
kadai.html を皆さんのコンピュータ領域の public_html に保存する =http://www.media.osaka-cu.ac.jp/~kiyoshi/info_edu/2006_first_half/kadai.html
http://www.media.osaka-cu.ac.jp/~kiyoshi/
→掲載されている講義資料
→情報基礎(情報処理I) 講義資料
→2007年前期
その他関連資料
5.課題成果にアクセスするためのファイル
kadai.html 右クリックして、対象をファイルに保存 public_html に保存する。
kadai.html をKWriteで開く。
xxxx.xxxが何行か並ぶうち、1行目 <a href="xxxx.xxx">xxxx.xxx</a> に2ヵ所出てくる xxxx.xxx を自分で名づけた 課題ファイルの名称(ローマ字か英語にする) に書き換える。今回は、HTMLファイルなので、xxxx.html とする。「xxxx」のところは好きなようにしてよい。課題ごとにファイルの名称がまったく違っていてもよい
今後の課題では、各種のファイルを、public_htmlにコピーした後、その属性が以下のようになっているかチェックする。違っていたときに変更するのには、ファイルのアイコン を右クリック→プロパティ。
相対指定と絶対指定
セルの相対指定と絶対指定
(前回のおさらい)
セルに入力したデータは、数値、文字列、数式のいずれであっても、他のセルに複写したり移動したりできる(コピー&貼り付け、切り取り&貼り付け)。
数式を他のセルに、複写、移動する際には、数式に書かれたセルアドレスの表現方法($マークが付いているか否か)に よって、複写先のセルにできる数式が変化する。
セルアドレスの指定方式には、2種類ある
相対指定
そのセルからみた位置関係で指定する方法。A3, B7, D5, ...
例:セル A3 に =B3+C3 という数式が入っていたとする。その数式を B4 に複写すれば、セル B4 中の数式は =C4+D4 となる。これは、Excel内部では =(1つ右のセル)+(2つ右のセル) と解釈しているからである。
絶対指定
位置関係ではなく、シート上の物理的な位置で指定する方法。$A$3, $B$7, $D$5, ...
例:セル A3 に =$B$3+$C$3 という数式が入っていたとする。その数式を B4 に複写すれば、セル B4 中の数式も =$B$3+$C$3 となる。これは、Excel内部では =(B列3行のセル)+(C列3行のセル) と解釈しているからである。
両方の組み合わせ。$A3, B$7, ...
列は相対指定、行は絶対指定−−などのように組み合わせて指定することもできる。
実際に組み合わせてみよう。セル A3 に =$B3+$C3 という数式を入れる。その数式を B4 に複写して、結果をみてみよう。同じくセル A3 に =B$3+C$3 という数式を入れる。その数式を B4 に複写して、結果をみてみよう。みてわかったように、$がついていると、式を別のセルにコピーしても、$の後の、列記号や行番号が変化しない。
範囲指定でも、相対指定、絶対指定の考え方が適用される。$A$3:$A$8, $B$7:B15
保存とヘルプ
ファイル(ブック)の保存
Excelメニューバーから「ファイル」→「上書き保存」で、保存する。まだファイル名をつけていない新しいファイルの場合は、自動的に「名前を付けて保存」と同じ手順になる。
すでに保存したファイル名とは別で保存したい場合は、メニューバーの「ファイル」→「名前を付けて保存」。
ヘルプ
メニューバーの「ヘルプ」→「Microsoft Excelヘルプ」を開けば、キーワードを入力して、使い方や機能を調べることがで きる。
ポップヒント
メニューバーの「ヘルプ」→「ポップヒント」で、 Excelのウィンドウ内のツールバーやボタンに関するヒントを表示でき る。
今週の課題=6月15日 11:50までに学籍番号ごとに、この資料につけた表+グラフの形に仕上げて提出する(○○○.xlsファイルをpublic_htmlにコピーしてkadai.htmlからリンクを張る)
おおよそ、以下の手順にしたがって実行する。
仕上げの手順
(手順1) 次の表の文字や数字を、B3〜G6のセルに入力する。
右の欄に続けて入力したいときには、Tabキーを、次の行に入力したいときには、Enterキーを入力する。矢印キーも使えるが、入力の状態によって、→ と ← が、セル中の文字列中での移動になる場合と、セル間の移動になる場合とがある。
セル内で文字を折り返すには、次のようにする。セルを選択 → ctrl + 1 → 出てきた操作パネルで「配置」タブをクリック → 文字の制御 折り返して全体を表示する にチェック
ctrl + 1 の代わりに、書式 → セル としてもよい。
学籍番号によって2種類のうちどちらかになるので注意する。
B
C
D
E
F
G
H
I
J
3
4
5
6
7
大阪
京都
神戸
品目ごとの合計
平均
大阪内訳
京都内訳
神戸内訳
書籍/ビデオ
50
40
70
食料品
140
80
60
衣料品
90
100
70
都市ごとの合計
大阪
京都
神戸
品目ごとの合計
平均
_
大阪
京都
神戸
品目ごとの合計
書籍/ビデオ
50
40
70
書籍/ビデオの内訳
食料品
140
80
60
食料品の内訳
衣料品
90
100
70
衣料品の内訳
都市ごとの合計
合計の内訳
名前(ローマ字かアルファベット)をつけて保存する ファイル→名前をつけて保存
(手順2) F4セルに合計を求める式を入力する。
=SUM(C4:E4)
(手順3) F4セルの内容(式)を、F5、F6セルにコピーしよう。F4をクリック、Shiftを押しながらF6をクリックし、Ctrl+D (下方向コピー)。
(手順4) G4〜G6に、それぞれの行の平均を入れる。
平均を計算する関数 AVERAGE() を用いる。F列を平均の計算に入れないように注意。
(手順5) 第7行に、大阪、京都、神戸の各店の合計を入れる。C7に、C4からC6までの合計をSUMで計算する式を入れ、それ を、D7、E7にコピーする。C7セルの内容(式)を、D7、E7セルにコピーするには、C7をクリック、Shiftを押しながらE7をクリック し、Ctrl+R (右方向コピー)。
(手順6a=学籍番号により異なる) H4〜J7に、大阪、京都、神戸、合計ごとの、品目別内訳のパーセンテージを入れる。H4に、
=C4/C7 と入力する。割るセル(C7)の「行番号がずれないように」式の適切な個所に「$」をつける。ついでに、数値の表示を、パーセント表示に改める。H4をクリックし、Ctrl+1(数字のいち)。あるいは、書式→セル でてきたダイアログウィンドウで、「表示形式」のタブ(耳たぶのように、上に突き出たところ)をクリックし、一覧表の中で「パーセンテージ」をクリックし、小さな▲をクリックして、「小数点以下の桁数」を 1 にして、「OK」。
H4の式を、H4〜J6までの領域にコピーする。H4をクリック、Shiftを押しながらJ7をクリックし、Ctrl+R (右方向コピー)、さらにCtrl+D(下方向コピー)(右と下のどちらが先でもいい)。
(手順6b=学籍番号により異なる) I4〜K6に、3品目ごとと合計の都市別内訳のパーセンテージを入れる。I4に、
=C4/F4 と入力する。割るセル(F4)の「列記号がずれないように」式の適切な個所に「$」をつける。ついでに、数値の表示を、パーセント表示に改める。I4をクリックし、Ctrl+1(数字のいち)。あるいは、書式→セル でてきたダイアログウィンドウで、「表示形式」のタブ(耳たぶのように、上に突き出たところ)をクリックし、一覧表の中で「パーセンテージ」をクリックし、小さな▲をクリックして、「小数点以下の桁数」を 1 にして、「OK」。
I4の式を、I4〜L7までの領域にコピーする。I4をクリック、Shiftを押しながらL7をクリックし、Ctrl+R (右方向コピー)、さらにCtrl+D(下方向コピー)(右と下のどちらが先でもいい)。
グラフ
グラフの作成
Excelには、表中のデータを、グラフにする機能がある。操作は容易である。以下、上記の例をもとに、グラフを作成する。
学籍番号が2か7 および 3か8 のもの
(学籍番号が2か7)セルB3をクリックする。Shiftを押しながら、セルE7をクリックする。
(学籍番号が3か8)セルB3をクリックする。Shiftを押しながら、セルF6をクリックする。
挿入(あるいは、Alt を押しながらI[アイ])→グラフ。
グラフウィザードダイアログが表示される。まず、グラフの種類を選択(横棒グラフ[中でも幅が100%になる内訳グラフ])。「次へ」をクリック。
「タイトルとラベル」を選び、グラフの上辺のタイトルを入力。「データラベル」を選び「値」を指定し、「次へ」をクリックし、「オブジェクト」を選んで「完了」をクリック。
学籍番号が0か5 および 1か6 および 4か9 のもの
(学籍番号が0か5 および 4か9)
大阪のグラフのときには、セルB4をクリックする。Shiftを押しながら、セルC6をクリックする。(そしてグラフの挿入に移る)
京都のグラフのときには、セルB4をクリックする。Shiftを押しながら、セルB6をクリックする。次に CTRL を押しながらセルD4をクリックする。Shiftを押しながら、セルD6をクリックする。
神戸のグラフのときには、セルB4をクリックする。Shiftを押しながら、セルB6をクリックする。次に CTRL を押しながらセルE4をクリックする。Shiftを押しながら、セルE6をクリックする。
(学籍番号が1か6)
書籍/ビデオのときには、セルC3をクリックする。Shiftを押しながら、セルE4をクリックする。(そしてグラフの挿入に移る)
食料品のときには、セルC3をクリックする。Shiftを押しながら、セルE3をクリックする。次に CTRL を押しながら、セルC5をクリックする。Shiftを押しながら、セルE5をクリックする。
衣料品のときには、セルC3をクリックする。Shiftを押しながら、セルE3をクリックする。次に CTRL を押しながら、セルC6をクリックする。Shiftを押しながら、セルE6をクリックする。
挿入(あるいは、Alt を押しながらI[アイ])→グラフ。
グラフウィザードダイアログが表示される。まず、グラフの種類を選択(学籍番号にしたがって円グラフか縦棒グラフ)。「次へ」をクリック。
「タイトルとラベル」を選び、グラフの上辺のタイトルを入力。「データラベル」を選び棒グラフでは「値」を、円グラフでは「パーセンテージ」を指定。また、棒グラフでは「凡例なし」にする。「次へ」をクリックし、「オブジェクト」を選んで「完了」をクリック。
宿題
就職してみたいだとか、動機は何でもいいので、ともかく、好きな業界を1つ選ぶ。ただし、株式上場会社が2社以上ある業界にする。
最近の社会情勢の中で、その業界の成長を促進(加速)しそうな動き、および、その業界の成長を抑制(減速)しような動きを、来週までに、それぞれ3つずつ探してくる。
その業界に属する企業の性格の違いを、2次元平面における配置で示したい。性格の違いを示すのに適していると思う座標軸の「キーワード対」(指標項目)を、2対 考えてくる。 例として、以下のようなものが考えられる。以下の中には、よく似た指標項目もある。よく似た指標項目を2つ(2対)選ぶと、2次元平面における配置で示すのが難しくなるので、注意すること。
キーワード対の例
売り上げ重視型 対 利益重視型
技術指向型 対 営業指向型
正面突破型 対 ニッチ狙い型
低価格競争型 対 品質・ブランド重視型
全国展開型 対 地域特化型
一見(いちげん)客狙い型 対 リピーター重視型
WindowsファイルおよびLinuxファイルのディレクトリの位置関係とコピー
(前回とほぼ同じ)
■■■ WindowsファイルおよびLinuxファイルのディレクトリの位置関係
LinuxのファイルのディレクトリとWindowsのファイルのディレクトリとは、以下のような関係になっている。どちらからも、相手は見える。ただし、Windowsでは、日本語でファイル名が付けられるが、それは、Linuxからは読めない。エラーの原因になるので、Windowsの中でも、日本語のファイル名をつけないこと。
ディレクトリの構造
■■■ LinuxとWindowsの各領域間のコピー
コピーの仕方は、次のとおりである。
Linuxの窓から見た場合:
下辺のパネルの家のアイコンを(シングル)クリック。
同じく家のアイコンを、もう1度(シングル)クリック。
2つのウィンドウを並べる
表示を、表示→表示モード→詳細なリストビュー にしておくと、サイズ、最終変更時期なども見える。
ただし、ディレクトリの新設のときには、白いところを右クリックして「新規作成」とするのが速いので、アイコンビュー の方がよい。
前述の「ディレクトリの構造」という位置関係体系図を見ながら、片方に「Windows」の「My document」か、その子ディレクトリ(たとえば「2shin_suu」)、もう片方に「public_html」か、その子ディレクトリ(たとえば「radix」)を表示する。
「My document」の中、あるいは、「My document」の中のディレクトリ(たとえば「2shin_suu」)の中の、コピーするファイルをクリックする。クリックして、黒く選択した後、ctrl + c で覚える。
.
クリックした後の、ほかのやり方としては、
右クリックして「コピー」。後は、上と同じ進め方。
右クリックして「コピー先」→(メニューをたどりながら) ホームディレクトリ/ public_html / たとえば radix 。このときには、コピーが終了しているので、public_htmlの中での作業は不要。
覚えた内容を、コピーする先でペーストする。すなわち、さきほど、2つ開いたウィンドウの残り、「public_html」か、その子ディレクトリ(たとえば「radix」)かが表示されているウィンドウの中の白いところをクリック → ctrl + v で貼り付け。
Windowsの窓から見た場合:
「マイ ドキュメント」をダブルクリック (表示→詳細 にした方がわかりやすい)
そのままで、次にもう1度「マイ ドキュメント」をダブルクリックしても、開かない。先に開いた「マイ ドキュメント」が別の表示内容にならないと、後の「マイ ドキュメント」は開かないのである。
「マイ ドキュメント」の中に子ディレクトリ(たとえば「radix」)を設けている場合には、それをダブルクリック。そうでない場合には、先に開いた「マイ ドキュメント」の表示ディレクトリを変え、もう1度、「マイ ドキュメント」をダブルクリックし、先に開いた「マイ ドキュメント」の表示ディレクトリを元に戻す。
後から開いた「マイ ドキュメント」 → 「編集」の下の「上向き矢印付きフォルダー」のアイコンをクリック。→
「マイコンピュータ」をダブルクリック。→
「home1」の「a06xx999」など学籍番号のついたところをダブルクリック (これが、Linuxで 家 のアイコンをクリックしたときと同じ場所) →
public_htmlを、あるいは、 public_html の中の子ディレクトリ(たとえば「radix」) をダブルクリック →
白いところをクリック → ctrl + v 。
以上
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(c) Kiyoshi
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NAKANO, OSAKA
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