情報基礎 講義メモ(第5回)
課題(今日の11:50まで)
- 演習(1)
- http://www.media.osaka-cu.ac.jp/~kiyoshi/info_edu/2007_first_half/nagata_picture.pdf のスライド15。
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先週の「演習(1) 来週の11:50まで=スライド15」という小見出しの後の指示に従う。
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できあがったファイルは、rgb-color.html という名称で public_html に置いておく。
- 演習(2)
- http://www.media.osaka-cu.ac.jp/~kiyoshi/info_edu/2007_first_half/nagata_picture.pdf のスライド25、26 をもとに発展させたもの。想像のものでも実在のものでもいいので、街路や、施設内の建物の配置や、部屋あるいは店のレイアウトや、鉄道あるいは道路の路線図や、古代・中世・異世界などの国や州の配置図などを、大枠を同じにし、その上のレイアウトを変えて2枚作る。Starsuit7図形描画か、それがうまく動かない場合には、Powerpointを用いる。
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先週の「演習(2) 来週の11:50まで=スライド25、26」という小見出しの後の指示に従う。
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1つの画像を、「layout1.png」、もう1つの画像を、「layout2.png」、画像を呼び出すHTMLファイルを「layout.html」(先週の「演習(2)」の指示に従って、ダウンロードする)とし、すべて、public_html の中に置く。
ウェブサイト作成の課題について(5月18日の11:50まで)
- 3ページ以上のウェブページからなるウェブサイトを来週の昼11:50までに完成させる。以下の条件を満足しなければならない。
- 3ページ以上(htmlファイルが3つ以上)で、トップページ(index.html)から子ページにきちんとリンクが張ってある。子ページからトップページへのリンクも張っておくこと。
- 気にいった(他人の)ウェブページ、3つ以上にリンクを張ること。それが、リストになっていること。
- 少なくても合計で1枚、画像が入っていること。
- 締め切りより遅くなった場合
- 完成すれば、評点は遅れた分、ほんの少しずつ下がるが、評価はする。
- 間に合わなかった者は、完成した時点で
kiyoshi◎gscc.osaka-cu.ac.jp と k-nakano◎ex.media.osaka-cu.ac.jp
(◎ を 半角の @ で置き換えること)に完成したことを通知するメールを出すこと。遅れれば遅れるほど、評点がわずかずつ悪くなっていくが、完成すればともかく評価はするので遅れても完成させること。
今日、学ぶこと
- ハイパーリンクの設定
- 背景に色を着ける=単一の色を着ける
- 背景を画像で敷き詰める
- 表の作り方
- 来週までの課題完成のためにウェブの構成、内容を考え、実際に作っていく。
Starsuite 7 描画機能の不具合とPowerpointの利用
Starsuite 7 描画機能の不具合
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Starsuite 7 では、レイヤ機能を用いると、「エクスポート」の際に、「中身のないファイルは支援できない」と表示されるなど、別にまずい点がないのに、うまく動かないことがあるようである。EAさんによると、名前を変えてファイルを保存し、Starsuite 7 を一度終了させてから、再び起動すると、ファイル自体には手を加えていない(終了したときのまま)でも、うまくいくことがあるようである。
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先週、エラーが起きてしまった人は、Starsuite 7を起動させ、先週のできるだけ後の時点でのファイルを呼び出し、「エクスポート」を、もう1度、試してほしい。
WindowsのPowerpointの利用
上記の方法でうまくいかない学生については、WindowsのPowerpointの利用で乗り切ることにする。
Windowsを起動する
- Windowsの 起動方法:
- KDEパネルの左から6つ目ぐらいのアイコン(4色の旗のような、窓のようなものがはためいている)をクリックする。
- しばらくすると、Windowsのログイン画面が現れる(かなり時間が掛かる場合がある)。
入力欄のそばでクリックしないと、入力できる状態にならないようである。入力できる状態になったら、Linuxと同じ、ログイン名とパスワードを入力する。
- マウスカーソルが、飛び回って、居場所がわからなくなったりするので、入力する欄を切り替えるには「Tab」キー(アルファベットの「Q」の左)、「OK」ボタンのクリックの代わりに「Enter」キーを押す。
- 1〜2分で、Windowsのログイン後の画面が表示される(かなり時間が掛かる場合がある)。Windows の「My Document」の中に「PowerPoint」といった名称のディレクトリ(フォルダー)を設けておく。
「My Document」のウィンドウの中で、ファイル→新規作成→フォルダ
PowerPointの起動とファイル操作、表示
- PowerPointの起動
- 下記、ドラッグする(マウスのボタンを押し続けたまま、マウスを引きずる)手法と、メニューツリーの分岐点でクリックする(マウスのボタンを一度押したら手を離す)手法とがある。クリックの方が容易。
- (Windowsの窓の左下の)スタート→プログラム(→Microsoft Office)→PowerPoint
- ファイルメニュー
- できるだけショートカットキーを覚えること:【】で囲ったのは、覚えたほうがよいショートカット
- 「ファイル」 の下(「ファイル」というメニューを呼び出すには、【alt + f】)
- 新規作成 alt + f → n、【ctrl + n】
- 開く alt + f → o (既存ファイルを開く)、【ctrl + o】
- 上書き保存 alt + f → s、【ctrl + s】
.
- 名前を付けて保存 alt + f → a
- HTML形式で保存 alt + f → h (Webページ[いわゆるホームページ]用)
- 印刷 ctrl + p
真っ白いスライドを設ける
- 新規ファイルを開く
- 新規作成 【alt + f】 → n、【ctrl + n】
- 新規スライドを選ぶ
- 出てきたダイアログ(指定画面)で「新しいプレゼンテーション」
- Powerpointで、挿入 → 新しいスライド 右側の「スライドレイアウトの適用」で、たとえば、上から4段目の左側、「白紙」というレイアウトを選ぶ。
図形作成機能
- 画面下辺に図形作成関連のメニュー
- 線分、矢印線、長方形、楕円、横書きテキスト、縦書きテキスト
- ペンキ缶=塗りつぶしの色、筆=筆の色、線の太さ、線の種類、矢印の向き
- 図形の調整
- グループ化
- 順序=図形の重なりの制御
- 配置、整列=特定の線に図形の位置をそろえる、均等配置する
- 回転、鏡像反転
- オートシェイプ→基本図形
Powerpointで図を作成してウェブページから呼び出す
- ウェブページの中で、図を用いたい場合、Powerpointで作図した後、.png 形式で出力し、それをHTMLファイルで呼び出すのが便利である。Powerpointで作成した図の場合、コピーしたり、拡大縮小したり、左右反転や回転したりするのが容易である。また、基本的な図形パターンや修飾文字パターンがたくさん用意されている。
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Powerpointで、挿入 → 新しいスライド 右側の「スライドレイアウトの適用」で、上から4段目の左側、「白紙」というレイアウトを選ぶ。もう一度、挿入 → 新しいスライド 右側の「スライドレイアウトの適用」で、上から4段目の左側、「白紙」というレイアウトを選ぶ。最初のスライドを模様替えの前、後のスライドを模様替えの後とする。
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1枚目のスライドに、部屋の模様替えの図を描く。まず、柱と壁を作る。できたら、柱と壁の全部を選んでグループ化(図形の調整 → グループ化)する。グループ化した柱と壁を選び、編集→コピー 2枚目のスライド(今は真っ白)のどこかをクリックし、編集→ペースト。
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1枚目のスライドに、机や椅子の図形を作って配置する。椅子などは、台形と楕円などを組み合わせて作り、グループ化する。グループ化した椅子をコピーしたりする。
机や椅子を全部選び、編集→コピー 2枚目のスライド(今は、柱と壁のみ存在)のどこかをクリックし、編集→ペースト。机や椅子の位置を動かす。
適当な名前(たとえば layout.ppt )でファイルを保存する。
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まず1枚目のスライドを選んでいる状態で、ファイル → 名前を付けて保存 → ファイル保存のダイアログの中で、下の「ファイルの種類」欄で、.png 形式を選ぶ。ファイル名は、英数字とする。保存場所は、「My document」の中の「Powerpoint」とする。「保存」とすると、このファイル形式で出力(エクスポート)するのが、現在のスライドのみかスライド全部かと聞いてくるので、「現在のスライド」をクリックする。ファイル名は、layout1.png とする。
次に、2枚目のスライドを選んでいる状態で、同様の操作をする。ファイル名は、 layout2.png とする。
画像(「.png」)ファイルを移動
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下図の「Powerpoint」の中にある画像ファイル、すなわち、layout1.pngとlayout2.pngを、「public_html」に移動する。Windowsの中で作業しても、Linuxの中で作業してもよいが、Linuxの中で作業する方が、わかりやすいであろう。
ディレクトリの構造
今日の内容
ハイパーリンクの設定
- HTMLファイル間のハイパーリンクについて学ぶ。
- 飛び先のHTMLファイルがindex.htmlと同じディレクトリの中にあるとき。
- 飛び方=<body>と</body>との間に次の行を入れる。
<a href="xxxx.html">○○○の自己紹介</a>に行く<br>
- 戻り方=飛ぶ先のHTMLファイルの<body>と</body>との間(通常、ページの先頭かページの末尾)に次の行
を入れる。
<a href="index.html">TOP</a>に戻る<br>
- 飛び先のHTMLファイルがたとえば、index.htmlと同じディレクトリの中の子ディレクトリ「education」にあるとき。
- 飛び方=<body>と</body>との間に次の行を入れる。
<a href="education/xxxx.html">○○○の自己紹介</a>に行く<br>
- 戻り方=飛ぶ先のHTMLファイルの<body>と</body>との間(通常、ページの先頭かページの末尾)に次の行を入れる。
<a href="../index.html">TOP</a>に戻る<br>
背景に色を着ける
- 背景への色の着け方を学ぶ。
-
<body bgcolor="#RRGGBB">
ここで、RRは赤成分 00から16進数のffまで。GGは緑成分 00から16進数のffまで。BBは青紫成分 00から16進数のffまで。
#000000=黒 #ffffff=白 #ff0000=赤 #00ff00=緑 #0000ff=青紫
#ffff00=黄 #ff00ff=マゼンタ(牡丹色) #00ffff=シアン(水色)
16進数は次のように大きくなっていく。
00→01→(10進数と同じ)→09→0a→0b→0c→0d→0e→0f→
10→11→(10進数と同じ)→19→1a→1b→1c→1d→1e→1f→
20→21→(10進数と同じ)→29→2a→2b→2c→2d→2e→2f→
↓
あと、30−3f、40−4f、50−5f と大きくなっていく。
↓
90→91→(10進数と同じ)→99→9a→9b→9c→9d→9e→9f→
a0→a1→a2→a3→…→a8→a9→aa→ab→ac→ad→ae→af→
↓
あと、b0−bf、c0−cf、d0−df、e0−ef と大きくなっていく。
↓
f0→f1→f2→f3→…→f8→f9→fa→fb→fc→fd→fe→ff 。2桁はこれでおしまい。
背景に画像を敷き詰める。
表の作り方
- 表の作り方を学ぶ。
- 永田先生の、教材ページを開いておく。学情情処教育のトップページ→左側の下から6番目「ホームページの作成について」→「Webページを作ろう」→「HTMLの書き方のヒント」→「表」
- index.htmlに書き加えてもよいし、index.htmlがぐちゃぐちゃになるのが嫌な人は、別な名前にして、それをいろいろ修正してもよい。
- tr がテーブル・レコード。レコードとは、1件のデータ。表の1行にあたる。thは、テーブル・ヘッダー。表頭を意味する。表頭とは、下記を参照。tdは、テーブル・データ。1件のデータの中の1つ1つのデータ項目、表でいえば1つ1つの「欄」を意味する。
- 表の基本的パターンは、以下のとおり。以下は、2行3列の表になる。
<table>
<tr><th>表頭1</th><th>表頭2</th><th>表頭3</th></tr>
<tr><td>レコード1の項目1</td><td>レコード1の項目2</td><td>レコード1の項目3
</td></tr>
<tr><td>レコード2の項目1</td><td>レコード2の項目2</td><td>レコード2の項目3
</td></tr>
</table>
- 表の例:
画像の呼び出し方
- 画像ファイルの入手方法について。今回は、Starsuite 7 か Powerpoint で作って、エクスポートした画像を用いる。それ以外の入手方法としては、ペイントソフトで作る方法、イメージスキャナーで取り込んだデータを画像ファイルの形式で保存する方法、デジタルカメラで撮った写真データを画像ファイルの形式で保存する方法などがある。
- 画像の呼び出し方を理解する。
- 永田先生の、教材ページを開いておく。学情 情処教育のトップページ→左側の下から6番目「ホームページの作成につ
いて」→「Web ページを作ろう」→「HTMLの書き方のヒント」→「画像」
- workディレクトリの中の、index.html をKWriteで開く
- .htmlファイルをダブルクリックすると、Konquerorなど、ウェブブラウザの元で開かれる(システム提供者の設定によって変わる)。Konquerorで開いたときには、中身をみるだけで、書き直すことができない。
- KWriteで開くには、index.htmlを、パネルの左から5〜6番目のKWriteのアイコンの上にドラッグする。
- body と /body との間のどこかに、次の行を入れる(永田先生のページから、コピー&ペースしてもよい)。
<img src="画像ファイル名.拡張子" alt="画像の代わりに表示する文字"><br>
- ALTでは、(1)通信速度が遅いので画像表示を止めている人のために文字を示す、(2)目が不自由で、読み上げソフトを使っている人用に、画像の箇所で読み上げるための文字を示す−−の2つの役割のために、文字を指定する。
- デジタルカメラ画像のように、大きなサイズの画像データを表示する際には、2005年の第5回の後ろの方に示すように、サムネールをクリックしたら大きな画像が表示されるようにする。
以上
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(c) Kiyoshi_NAKANO, OSAKA_CU, Osaka_fu, JAPAN 2003_2007