情報科学の基礎 レジュメと試験問題
「情報 −−ディジタルコミュニケーション−−」(1)


教科書「情報 −−ディジタルコミュニケーション−−」 著者などについては、このページの末尾に。

■■■■第1章 情報を用いた問題解決

p.8 ■■■1-1 問題解決と意思決定

 問題が生じる→情報を活用→答えを出す(解決策を考える)
 行動を決める問題解決を意思決定という。
 意思決定を助ける情報システムを「意思決定支援システム」(DSS=Decision Support System)という。

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 意思決定を助ける情報システムの略語を、次のうちから選べ。
  a.ATS b.BBS c.CBS d.DSS e.ITS
 
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■■■1-2 問題解決の方法

教科書 p.9

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ヒント:商業的思惑が入る余地があるのは、bとcだけ。cは、公的性格を持った組織が運営していることが多い。

 旅行に関する情報源のうち、教員(中野)が「正確さが期待できる一方、商業的思惑で内容がゆがめられている可能性もあるので注意せよ」と強調したものを、次のうちから選べ。
  a.友人の話 b.旅行会社のパンフ c.観光案内所 d.Webページ e.地図帳
 
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 情報を得る←情報源から。みなもと、発信者をsourceという。世の中に存在する情報を、社会資産と考えて、情報資源と呼ぶこともある。資源をresourceという。

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 情報を得ることについて、(教員が言及した)最も関係深い言葉を次のうちから選べ。
  a.source b.because c.cause d.course e.sauce
 
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 世の中に存在する情報を、社会資産と考えることついて、(教員が言及した)最も関係深い言葉を次のうちから選べ。
  a.property b.because c.of course d.off course e.resource
 
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 問題解決の答えは1つではない。数学のように、基本的に答えが1つに決まる(一意に決まる、uniqueに決まるなどともいう)方が、実社会では珍しい。

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 数学の場合、通常、答えが1つに決まるということについて、(教員が言及した)最も関係深い言葉を次のうちから選べ。
  a.best answer b.best one c.unique d.only one e.best effort
 
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 情報の正確性:多くの情報源から、できるだけ新しい情報を収集して、突き合わせる。

 世の中の情報は、すべて正しいとは限らない。価値観、歴史観、政治信条、宗教信条などが関係してくるものでは、「正しさ」ということ自体が相対的なものになることがある。

 バス会社の神奈川中央交通では、ファクシミリや電話で「バス停」の名を知らせて依頼すると、そのバス停の時刻表をファクシミリで返してくれるというサービスを実施している。なぜ、Webにしなかったのだろうか。

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ヒント:Webの方が、一般的に、コストが安く、人手が少なくて済み、ごみの発生が少なく、データ加工が自由である。

 神奈川中央交通のバスダイヤ問い合わせサービスでファクシミリを用いている理由として、教員が最もその可能性が高いとしたものを次のうちから選べ。
  a.コストが安い b.人手が少なくて済む c.ごみの発生が少ない d.データ加工の自由度 e.高齢者ではインターネット普及率が低い
 
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p.10 ■■■1-3 問題解決と手段

 求める情報の種類や求めている人のスキルなどにより、適切な情報源は変わる。コンピュータを用いることが最適とは限らない。

 問題の認識=この場合の「認識」の英訳は、understanding がよいだろう。
何を解決したいのか−−を確認する。

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 「問題の認識」の「認識」の英訳として(教員が言及した)最も関係深い言葉を次のうちから選べ。
  a.memorize b.sense c.concept d.recognition e.understanding
 
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 問題の分析=この場合の「分析」の英訳は、analysis がよいだろう。
問題解決のために必要な情報の、種類(方向性)や入手可能性について考える。行動計画であれば、問題解決行動のアプローチを考える。

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 「問題の分析」の「分析」の英訳として(教員が言及した)最も関係深い言葉を次のうちから選べ。
  a.analysis b.separation c.exract d.devide e.experiment
 
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 問題の細分化=この場合の「細分化」の英訳は、segmentation がよいだろう。
入手すべき情報や実行すべき行為を、細かい項目に分けたり、手順に分けたりする。

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 「問題の細分化」の「細分化」の英訳として(教員が言及した)最も関係深い言葉を次のうちから選べ。
  a.synthesis b.separation c.segmentation d.devide e.integration
 
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■■■■第2章 情報を伝える

p.14 ■■■ 2-1 コミュニケーションの成立

■■2-1-1 コミュニケーションの基盤

 伝達したい内容→(表現)→記号→(解釈)→理解した(伝達したかったであろう)内容

  内容を正確に伝えるには、表現、解釈の基盤が共通であることが大切。
  文字言語では、論理的、抽象的な内容を詳細に伝えられるが、双方がその言語を習得していないと、ほとんど役に立たない。身振りでは、世界の多くの人にある程度は伝わるという利点があるが、論理的、抽象的な内容を詳細に伝えるのは非常に困難という欠点がある。

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 文字言語に対する身振りの欠点として、教員が言及したうち、最適のものを次のうちから選べ。
  a.世界の誰にでもある程度伝える  b.学習の必要がない  c.抽象的な内容の伝達に不向き  d.身振りでも、相手の文化によって思わぬ誤解がなされる  e.記録に残せない
 
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■■2-1-2 さまざまな記号

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ヒント:p.14の下から7行目を参照。また、言語(言葉)には、文字言語と音声言語とを含む。

 教員がp.14の「記号」の範囲について述べたことのうち、最も適したものを次のうちから選べ。
  a.記号とは「!」や「?」だけをいう  b.記号とは文字で表せるものだけをいう  c.記号とは紙の上にあらわせるものだけをいう  d.記号には音声で表現されたものを含む  e.記号には音声で表現されたものを含まない
 
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 絵記号=ピクトグラム  コンピュータで使う絵記号=アイコン
 ピクト=pictureと同じ語源。絵
 グラム=○○を描いたもの、記録したもの−−の意。電報はtelegram。風刺詩はepigram。専門家の計画表記がprogram

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 絵記号の英訳と最も関係の薄い言葉を次のうちから選べ。
  a.picture b.telegram c.kilogram d.epigram e.program
 
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 アイコン。icon。像、肖像、偶像を語源とする。世界史で習った偶像破壊が「iconoclasm」。

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 コンピュータで使う絵記号の語源に、最も関係深い言葉を次のうちから選べ。
  a.遺恨 b.iconoclasm c.マイコン d.eye conductor e.eye contact
 
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 メタファ=比喩、たとえ−−もよく使う言葉なので覚えておくこと。「Windowsやマッキントッシュの画面は、デスクトップのメタファである」といわれることが多い

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 メタファの和訳として(教員が言及した)最も関係深い言葉を次のうちから選べ。
  a.治癒 b.愉快 c.教諭 d.運輸 e.比喩
 
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p.16 ■■■ 2-2 情報を伝える工夫

■■2-2-1 情報を具体的に伝える

 自分がわかっているつもりのことでも、読者の立場に立って、表現し直すこと。家族の人や友人に見てもらうのがよい。
 「アメリカンフットボールのサークルがメンバー募集」という文言と連絡先だけが書かれたポスターが貼られていた。君は体が小さく運動が苦手で、高校時代は文化部に入っていたが、アメリカのプロフットボールのフォーメーションを机上で分析するのは好きである。さて、ポスターに最も足りない事項は何か。

■■2-2-2 情報の順序を考える

 大学の新入生歓迎の時期など、情報が氾濫している時期には、「そもそも我がサッカー部は…」と始めるより、どんな人がほしいかを、大きく掲げる方が効果的だろう。

p.18 ■■2-2-3 情報を表現する

 適切な情報表現手段を選択する。説明員によるコンピュータ上のプレゼンテーションを使うのは効果的だが、(1)その場に居合わせないといけない、(2)コンピュータや大型プロジェクタなど電子機器が必要、(3)プレゼンテーションの間、順を追って注視しないと全体像がつかめない、(4)プレゼンテーションの実施自体を何らかの手段で広報しないといけない−−といった欠点がある。

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 コンピュータ上のプレゼンテーションの欠点として、教員が言及したことから関係が薄い語句を次のうちから選べ。
  a.その場に居合わせないと…  b.電子機器が必要  c.順を追って注視しないと…  d.プレゼンテーションの実施自体の広報が必要  e.プレゼンテーションデータの容量が大きい
 
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教科書「情報 −−ディジタルコミュニケーション−−」 (財)画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)刊
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